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浮気調査知識

事実上結婚生活が破綻している家庭内別居【家族構成】夫:自営業 36歳妻:パート 35歳長女:小学1年生 6歳【キーワード】セックスレス、家庭内別居、低収入、借金

事実上結婚生活が破綻している家庭内別居【家族構成】夫:自営業 36歳妻:パート 35歳長女:小学1年生 6歳【キーワード】セックスレス、家庭内別居、低収入、借金

愛美さんは6年前に夫と職場で知り合いました。夫から誘われて付き合い始めてすぐに、子どもができたことがわかり、結婚することにしました。「優柔不断なところはあるもののやさしい性格」と夫のことを評する愛美さん。しかし、結婚してからというもの、一度もセックスをしていないというのです。「今までセックスしたのは、付き合い始めてしばらくしてからと、クリスマスのデートのときの2回だけ。その2回目で子どもができました。それからは一緒にいっていい雰囲気にはなってもそれ以上にはならない。結局そのまま今に至っています」夫が結婚と同時に会社を退職し、自営業を始めてからというものの、仕事場にこもることが多くなり、帰宅時間も遅くなっていく一方でした。一時はよそに女をつくっていることがセックスレスの原因ではないかと、夫の浮気を疑い、1週間にわたって何度かこっそり夫のあとをつけたことがあるそうです。「結局シロでした。本当に仕事が忙しいようで、事務所に缶詰状態 で、外に出てくる気配さえなかったのです。独立してからというもの の、売上げを稼ぐことに必死でよそに女性をつくるほど精神的な余裕もなかったのだと思います」夫が帰ってくる時間はいつも夜中の12時を回っていました。もちろん、愛美さんは娘とともに就寝している時間帯です。愛美さんとしては、二人でいろんなところに出かけ手をつないで歩きたい、娘と3人テーブルを囲み、談笑しながら食事をしたい、そして、夜になれば肌を重ね合わせたいと、ごく普通の女性が抱くような結婚生活を想像していたのですが、現実はほど遠いものでした。娘が3歳になった年から愛美さんはパート勤務に出るようになりました。その出勤前に朝ごはん はつくるものの、夫は起きてから食事して家を出ていくまで30分の間に済ませ、すぐに事務所に向かうようなあわただしさだったといいます。結局、家には単に寝るためだけに帰ってくるような生活でした。「遅くにこそこそてしていたるさいうるさいという気遣いもあったのでしょうか、いつしか寝室も別々になり、おのずと会話もなくなっていきました」いわゆる家庭内別居状態になってしまったのです。夫の事業が軌道に乗らないことがさらに結婚生活の悪循環を招いていました。夫の稼ぎは月に多いときで十数万円。夫の収入はすべて愛美さんに預けられ、管理をまかされていたものの、額が知れているだけに、ギリギリ切り詰めてのやりくりが続いていました。ところが、です。なぜか毎月預金通帳から分割払で引き落とされる額が相当な額になっていました。「夫は以前からものをすべて分割払で買うクセがついていたようで、ほしいものがあると買わずにいられないタイプ。車も収入から考えたら分不相応な外国車に乗っていますし、パソコンも仕事に必要だからとハイスペック機種を買うんです」毎日チラシとにらめっこしながら1円でも安い買い物をしようと気をつけている愛美さんにとって、その経済感覚ががまんなりません。浪費癖はとどまることを知らず、さらにエスカレートしていきました。消費者ローンにまで手を出して、高額な商品を買っていたのです。さすがにこのときは、「どういうつもりなの?」とキレた愛美さん。「ローンで毎月どれだけ払っているか知ってるの? 収入の範囲内の買い物ならまだ大目に見るけど、サラ金にまで手を出したら際限がなくなっちゃうじゃない。返せなくなったらどうするつもり?」そう問いただしても、「大丈夫。来月は売上げが上がるから」と、のらりくらり、の夫。「人間いつ死ぬかわからない。今を楽しむのが俺のやり方」さすがにこの言葉を聞いたときはあきれ果てたといいいます。家庭内別居状態はさらに進み、今では夫の食事もつくっていないという愛美さん。事務所で徹夜仕事をしているのか、夫が家に帰らない日も増えてきました。洗濯物だけは夫のものも一緒に洗っているそうです。思えば、結婚したのは29歳のとき。30歳を目前にして、ここで婚期を逃したら一生結婚できないかもしれないという焦りもあったといいます。「35歳。今ならまだ人生のやり直しがきくと思うんです。再婚するかどうかは別にしても、やっぱり新しい彼氏はほしい。もう一度リセットして、新鮮な気分で毎日を暮らしたいなあ、って」趣味で続けているシルバーアクセサリーづくりもこれからはネットショップを開設して売っていこうと考えています。夫とはなかなか話をする機会がないので、手紙に、離婚したいという意思をしたため、夫の枕元に置いておいたそうです。後日、確かめると封が切られた状態になっていましたが、返事をくれる気配はありません。このまま、のらりくらりを続けられるようであれば、調停も考えているという愛美さん。ただ、夫は浮気をしていたわけではなく、この状態で離婚ができるのかわからず、調停に踏み切れないでいます。